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社労士になるためには

社労士になるためには、いくつかのステップがあります。
試験の詳細から合格後の登録についてまで、具体的な流れと手続きを見ていきましょう。

社労士資格と試験について

社労士になるためには、受験資格を満たした人が年に1度実施される社労士試験に合格する必要があります。
試験日は例年8月下旬の第4日曜日となっていますが、詳しくは毎年4月30日までに官報で公告されます。
社労士試験には受験資格があるため注意が必要です。学歴や実務経験のほか、指定の国家試験への合格などがあります。
試験は全問マークシート方式で出題され、択一式が8問、選択式が70問という構成です。
令和元年度の社労士試験の合格者は2,525人、合格率は6.6%でした。

社会保険労務士名簿への登録

社労士試験に合格してから、実際に社労士として仕事ができるようになるまでには、いくつかの手続きが必要です。
社労士を名乗るためには「全国社会保険労務士連合会」に登録しなくてはなりません。
登録には、2年以上の実務経験か、社労士連合会が開催する「労働社会保険諸法令関係事務指定講習」の修了が求められています。

「労働社会保険諸法令関係事務指定講習」には、通信指導課程と面接指導課程の2課程があります。
通信指導課程は2月初旬~5月末に行われ、研究課題の提出(4か月間に3回)を期間内に完了することで課程を修了したと認められます。
内容は、社労士として必要な実務能力を育成することを目的として作られています。

面接指導課程は7月中旬~9月中旬に行われ、4日間の面接指導を全日程受講することで課程を修了したと認められます。
平日9時30分~16時30分、4日間の全日程をすべて受講しなければなりません。

2年以上の実務経験がない場合は、これら2課程を修了することで修了証が交付され、「全国社会保険労務士連合会」への登録が可能となり、社会保険労務士として働くことができるのです。

社労士を目指す方へ|魅力と注意点

社労士を目指す方に、社労士という職業についての魅力と、働いていく上での注意点などを挙げてみました。受験を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

社労士のやりがい・楽しいと感じること

社労士は経営者の身近なパートナーとして、共に問題解決し、事業が発展していく喜びを共有できます。顧客に感謝され、相応の報酬を受け取れるのがこの仕事の最大の喜びであり、モチベーションの源と言えるでしょう。

給料・年収

独占業務や高いスキルが必要な業務を行う場合には高い報酬が設定されており、助成金に関しては成功報酬という形が取られています。年収の高い社労士は、業務遂行の確実性やスピードなど、質・量ともにハイパフォーマンスを発揮しています。

ワークスタイル

会社勤めでも活かせるのが社労士資格の特徴です。実用性が高く、将来的な安定収入につながりやすい資格のため、セカンドキャリアを考える人や、独立を視野に入れた社会人にも向いているワークスタイルだと言えそうです。
独立した場合は、就業場所・勤務時間も全て自分で決められるので、自由なワークスタイルになることでしょう。

求人・就職状況

企業への応募は経験が優先される場合が多いと思われます。未経験の場合は動機に説得力を持たせましょう。社労士事務所への就職は、独立開業を目標とする修行と考えて、業務ノウハウを満遍なく得られる経験と捉えるのがよいでしょう。

将来性

AIによる自動化が進む部分もありますが、3号業務のコンサルティング業務は、会社の状態や働き方改革など世間の風潮などの考慮が必要なため、自動化は当分起こらないと考えられます。3号業務を中心にすると自動化の波にも負けないでしょう。

適正・向いている人

業務上、社労士は使用者と労働者の間の立場に立つことも多いため、高い倫理観と人間性が問われます。事務処理能力からコミュニケーション能力まで多彩なスキルが求められるため、マルチな能力を持つ人に適性があります。

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