賃貸不動産経営管理士試験 詳細
2020年(令和2年)賃貸不動産経営管理士試験概要
今年の賃貸不動産経営管理士試験の概要が3月2日に発表されました。
試験日 | 令和2年11月15日(日) 試験時間13:00 ~ 15:00(120分間) |
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試験会場 | 北海道、岩手、宮城、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、香川、愛媛、福岡、熊本、沖縄 (全国24地域) |
受験料 | 13,200円 |
出願形式 | 四肢択一、50問 |
受験要件 | 年齢、性別、学歴等に制約はありません。どなたでも受験できます。 ただし、書類の送付については当協議会の定めがあります。 |
資料請求・受験申込期間 | 令和2年8月中旬(予定) |
合格発表 | 令和3年1月初旬(予定) |
試験出題範囲 | 賃貸管理に関する実用的な知識を有するかどうか等を判定することに基準を置くものとし、試験すべき事項はおおむね次のとおりとする。 1.賃貸管理の意義・役割をめぐる社会状況に関する事項 2.賃貸不動産経営管理士のあり方に関する事項 3.賃貸住宅管理業者登録制度に関する事項 4.管理業務の受託に関する事項 5.借主の募集に関する事項 6.賃貸借契約に関する事項 7.管理実務に関する事項 8.建物・設備の知識に関する事項 9.賃貸業への支援業務に関する事項(企画提案、不動産証券化、税金、保険等) 問題中法令に関する部分は、令和2年4月1日現在施行されている規定に基づいて出題する。 ただし、同日以降に施行される法令に関する問題を、その旨を明示したうえ出題する場合もある。 |
2020年度(令和2年)より試験が変更
試験の国家資格化を見据え、宅地建物取引士や管理業務主任者等の不動産関係の国家資格と同様の試験内容に変更することが発表されました。変更点は以下の2点になります。
問題数
40題→50題に変更
試験時間
90分→120分に変更
本ページは下記サイトをもとに作成しております。試験概要等の詳細につきましては下記サイトをご覧ください。
一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会「国家資格化を見据え、賃貸不動産経営管理士試験の出題数と試験時間を変更」(外部サイト)
賃貸不動産経営管理士試験 難易度
近年の試験結果の推移
まずは、近年の試験の結果をご覧ください。
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合否判定基準 |
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平成25年度 | 4,106名 | 3,946名 | 3,386名 | 85.8% | 28問 |
平成26年度 | 4,367名 | 4,188名 | 3,219名 | 76.9% | 21問 |
平成27年度 | 5,118名 | 4,908名 | 2,679名 | 54.6% | 25問 |
平成28年度 | 13,862名 | 13,149名 | 7,350名 | 55.9% | 28問 |
平成29年度 | 17,532名 | 16,624名 | 8,033名 | 48.3% | 27問 |
平成30年度 | 19,654名 | 18,488名 | 9,379名 | 50.7% | 29問 |
令和元年度 | 25,032名 | 23,605名 | 8,698名 | 36.8% | 29問 |
賃貸不動産経営管理士試験の難易度と合格率
難易度は決して高くはありません。
仕事の合間や通勤時間等を有効活用すれば高い確率で合格することが出来る試験です。
上記の表のとおり、令和元年度試験は23,605名が受験し、合格者は8,698名。合格率36.8%という結果でした。
同じ不動産系の試験である宅建試験、マンション管理士試験などの合格率は約10%です。
これを見ると、賃貸不動産経営管理士試験の合格率は不動産関連業資格の中では、高い方である言えます。。
しかし、合格率が比較的高いからといって油断していいわけではございません。
理由は、近年試験が難化してきているからです。
今後、難易度が上がる可能性がある
近年、制度の改正にともない、賃貸不動産経営管理士の役割が拡充され、より専門性の高い職業となりました。
そのため、「今後、賃貸不動産経営管理士が国家資格化されるのでは?」という話も聞かれます。
実際、国家試験化を見据え令和2年度の試験からは問題数、試験時間ともに変更となり、現在国家試験である宅地建物取引士や管理業務主任者等の不動産関係の国家資格と同じになります。
国家資格化した場合、ますます当資格の価値も高まります。そうなると、合格率も抑えられることになるかもしれません。
実際、賃貸不動産経営管理士試験の合格点や合格率がどうなるかは、試験が行われてみないと分かりませんが、頭の片隅に置いておいて損はないと思います。
このような背景を踏まえると、取得を検討されている場合は、比較的取得しやすいうちにチャレンジしておくのがよいでしょう。
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試験情報につきましては「一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会」を基に作成致しました。